こんばんは。シラです。真我の追求と仕事の実践に焦点を合わせて毎日を過ごすためにブログを書きます。ブログをお読みくださりありがとうございます。それではいきます。
Q.お客様に心を開いてもらうにはどうしたら良いのでしょうか?
→A.人は、大きく分けると、まず一つは自分の興味あるものや自分の好きなものに心を開きます。ですから、いかにそういうものを提示するかです。しかし、お客様は商品に興味があるとは限らないですから、その場合は興味自分になることです。「この人に興味があるなあ…」、「何か面白そうな人だな…」と思われるように自分に磨きをかけることです。ただし、そういうキャラクターを持っていない人は、相手になるべく話をさせることです。これが二つ目です。
人間の心というのは外開きになっています。人の話は心を閉じたまま聞くふりはできるけど、自分が喋るときには、心を開かないと喋れません。ですから、いかにお客様に話をしてもらうかです。
話をしてもらうのは、決して自分の商品の話でなくてもいいんです。子どもの話でもいいし、その人にゴルフの趣味があったらゴルフの話でもいいんです。なるべく相手の関心あるものに話題を持っていくことです。
ですから、相手が何か話し出したら、最初は遮らない方がいいです。まずこれは心を開くためのウォーミングアップだと思うことです。商品とは全く違う話でもいいんですよ。
まず心を開いてもらわないと話にならないから、どんな話でもいいんです。極端に言えば、自分が叱られているのでもいいんです。「お前ダメじゃないか!」と。それでも相手は心を開いているんです、そうやって言えるということは。
ポイント お客様が例えクレームでも話をしてくれたら、それは心を開いたことになる
そして、叱っても、こちらがむしろそのことに感謝して、「ありがとうございます」って言ったら、逆に叱った分だけこちらのことを信用するようになります。「ああ、ここまで言える人なんだ」ということで安心するんですよ。
普通はなかなか人に「バカ野郎!」とか「ダメじゃないか!」とは言えないんです。本当は言いたいことがいっぱいあるのに言えない人が多いんです。だから、心が閉じてくる。特に今の社会はそういう傾向が強いんです。
それをもしお客さんが叱ってくれたり、何か文句を言ってくれたら、それは相手が心を開いてくれて、とてもありがたいことだと思って、「ありがとうございました。ものすごく勉強になりました」と言うふうに受け止めることです。
そうしたら相手は心を開いてきます。「ああ、ここまで話せる奴だ」ということがわかるから、今度は人間対人間の付き合いの幅が広がるんです。
なぜかと言うと、ここまで叱ってもこの人は悪く取らないということが分かったら、一挙に親しくなるんですよ。もう安心して何でも喋れるから。気を使わなくていいから。気を使わない人になるんです。
お客様に気を使わせたりしたら、表面的な付き合いになってしまいます。ですから、なるべくどんな話でも、まずお客様が話し出したら、それを絶対に否定したり遮ったりしないことです。それが明らかに間違ったことであったとしてもです。
例えば、自分の商品について、「なんだ、こんなもの!」と悪口を言われても、それさえも一旦は受け入れることです。なぜかと言うと、まずは相手の心を開かせるのが目的だからです。
この商品のことを誤解していて、そんなふうに言われたら、それはきついかもしれないですけど、でも誤解は誤解ですから慌てることはないんです。本物のダイヤモンドを見て、「イミテーションだ」と言われても、イミテーションにはならないんです。
ですから、何を言われても慌てることはないんです。
この商品は本物で良いものだということを、じっくり後で時間をかけて分かってもらえばいいんです。相手がいくら批判をしようが、どんなこと言おうが、まず何かお客様が話し始めたら、それは心を開く、お互いに歯車を合わせる一番の大事な時間なんだと、そう受け止めたらよろしいと思います。
佐藤康行「究極の営業プログラム」より
昨日から再開したこのブログ、昨日は溜まっていたことを一気に吐き出して長くなってしまったので今日は短めに。
夜、ある経営者でお客さんが個人で契約している損保の更新手続きでお会いしました。本丸に攻めあぐねているお客様です。気づけば10カ月ぶりに会いました。
お客さんの欲求発見に意識を集中して雑談をしていると、今まで気づかなかったこの方の欲求がどんどん浮かんできました。
人材確保、人材育成をもっとしたい。
息子にバトンタッチするまであと15年から20年頑張りたい。
それまで会社を存続させたい。
自社株の相続が心配。
税理士を変えたい。
財務のアドバイスをして欲しい。
経営のアドバイスをして欲しい。
・・・。
今日は同じ相手に10カ月ぶりに話をしたので、10か月前の自分と今の自分との違いを明確に気づきました。お客さんの欲求や困りごとを見つけるために質問をしながら会話をしてました。そして、欲求や困りごとをより具体化するための質問を続けました。
「今の税理士さんを変えたいって思ってるんですね。何か不都合なことでもあるんですか?差支えなかったら教えていただけませんか?」
「どんなふうな経営のアドバイスをしてもらえると〇〇社長は嬉しいんでしょうか?」
忙しい社長さんでしたが、1時間以上も予定を過ぎるほど話をたくさんしてくれました。
これを繰り返せば、経営者の欲求、困りごとのネタが蓄積されて財産になるって思いました。僕の商品サービスでお手伝いできるところはお手伝いできるように、自分では手伝いできないところでも、自分の周りにいるその道のプロにちょこっと教えてもらったり、希望であればその人を紹介したりしてプレゼントをどんどん渡していける、そんなサンタクロースになりたい。
そう思いました。