ゲーム性を持たせると前向きになる

おはようございます。真我の追求と仕事の実践に焦点を合わせて一日を過ごすためにブログを書きます。

以前、真夜中の三時ごろ、知らないお店に飛び込んでいって千円アルバイトをしてくる、という訓練を受けたことがありました。20人くらいで深夜の街に出かけていきました。真夜中ですから、やっていないお店も多いのですが、その中で探さなければならないわけです。結局、アルバイトができた人とできなかった人がいました。

私は何をやったかというと、ある一軒のラーメン屋さんに入っていきました。その店では、ちょうどお兄さんが店じまいをして一人でご飯を食べていました。そこで、私はそのお兄さんに向かって言いました。「実は今、千円アルバイトするという訓練をやっているんですけど・・」でも、そのお店は全部片づけた後でしたから、もうやることは何もありませんでした。後はご飯を食べて帰るだけだったのです。

そこで私は、そのお兄さんに「これから5分間お話をさせていただきます。これは見本です。5分間私の話を聞いて、続きを聴きたいと思ったらもう一時間ください。で、聞き終わったら千円いただけますか?」と言ったのです。「5分間話を聞いて面白くなさそうだったら、『もう結構です』と言ってください。これは見本です」と。そして、「どうですか、聞いてみないですか?」といったら、お兄さんは「はい、聞かせてください」と言ってくれました。

「私は15歳の時に北海道から出てきて、社員食堂の皿洗いを始めました。最初は皿洗いが辛くて辛くて仕方なかったのですが、その辛い皿洗いが、あることをきっかけにたのしくなりました。

ある時私は、時計の病身を見ながら1分間に何枚洗えるか挑戦することにしたのです。

そして、『昨日よりも1枚多く洗えた。2枚多くあらえた』とやっているうちに、段々段々と早くなっていきました。先輩は包丁もフライパンも持てる、私は皿しか洗えない。

しかし、先輩にたまに皿を洗わせたら、私より遥かに下手でした。それから、私は汚い皿をむしろ待つようになりました。『もっと溜まってから洗おう、その間他の仕事をやろう!』そんなふうに考えるようになりました。」やがて、先輩にも認められるようになりました。一石三鳥になりました。

「ああ、仕事というのは、誰かにやらされている、こんな汚い仕事、こんな嫌な仕事をやらせやがって・・と思うと辛いんだ。でも、自分から飛んで行って、喜びを持ってやれば、辛い仕事なんてないんだ」ということが分かったんです。

それから、仕事というものが、それが例え便所掃除であったとしても、楽しくなっていきました。という話を5分くらいしたのです。

そして、私は「どうでしょうか?この続き聞きたいでしょうか?」と聞くと、そのお兄さんは「聞きたいです!」と言ってくれたんですね。

「じゃあ、話一時間終わったら千円いただけますね」と言うと、「うん。結構です」って言ってくれたから、私は1時間、一人の観客相手に、思いっきり熱弁を振るいました。あせをかきながら話をしました。話をし終わって、「ありがとうございました」と頭を下げて、「じゃあ、約束通り千円お願いします」と手を出しました。

そうしたら、彼は奥に引っ込んで行って、千円札を何枚も数えて持ってきました。そして、私に7枚くらい手渡してくれたのです。私は、「いえ、千円でいいんです」と言って、後の6,000円ほどを返して、千円だけもらって帰ってきました。さらにそのお兄さんは、「是非、私の処に遊びに行きたい」とも言ってくれました。私はその時、本当に人間はその気になればなんでもできるんだな、と大変な自信になりました。

まずはみなさん自身が商品なんだと捉えてください。みなさん自身がどれだけ魅力があるのか、どれだけ素晴らしく成長しているのか、どれだけお客さんのことを考えられるのか、そして、本当に今の仕事に喜びを持って愛と感謝でやっているのかということを自分の胸に手を当てて考えてみてください。

ポイント 出来上がった商品はそれ以上磨けないが、自分自身は無限に磨くことができる

佐藤康行 究極の営業プログラムより

この皿洗いの話を聞くといつも思うことがあります。辛い仕事も“ゲーム性を持たせて楽しむ工夫をする”ということです。ついつい辛い、大変、いやだと捉えてしまうと物事を近視眼的にしか見れなくなってしまう気がします。そこでゲーム性を持たせることで心にゆとりを持ったり、やるぞっと前向きに取り組めるようになるのではないかと思います。

皿洗いの仕事、それ自体に辛いも楽しいもない。辛く思ったり楽しく思ったりするのは自分が選択できる。ゲーム性を持たせることで楽しく思える選択ができるのではないでしょうか。

ゲーム性を持たせるで思いだしたことがあります。昨年僕が真我開発講座を始めて受講をしたころ、自分の毎日起きる出来事、日々の生活をなぜか自然とドラクエのように捉えていました。とくに人との出会いや難題にぶつかったときには特にドラクエのように思えてなりませんでした。

(この出会いはきっと僕の冒険のどこかでイベントにつながる気がする・・)

(難敵だけど倒せばかなりの経験値がたまってレベルアップするはずだ・・)

アホっぽくて誰にも言ってませんでしたが、そんなふうに考えて日々を生きていたらなんかとても面白かったです。テレビの前でなくリアルでゲームをしてるのだから。(※僕はゲーマーではありません)

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昨日、仕事からの帰り道、自宅につく直前に「今日は結婚記念日だ」と思いだしました。自宅を目の前にして右折してケーキ屋さんへ。妻の好きな栗のケーキと、息子の好きなチョコレートのケーキと、持ち帰り時間30分以内の方限定ケーキの3つ買って帰りました。。

妻が「覚えてたんだねー」と。思いだせてよかった(^-^;

昨日の変化 この時間には会えないと思っていた人に電話をしたら「風邪ひいて家にいるよ」と会えた→会えるかどうか確認もせず勝手に会えないだろう決めつけていることに気づいた