おはようございます。シラです。今日の伊勢志摩講演会、参加できないけれど講演会効果をいただいてます。今日も真我の追求と仕事の実践に焦点を合わせて毎日を過ごすためにブログを書きます。お読みくださりありがとうございます。
Q.どのようにしてレベルの高い層のネットワークを作っていくのでしょうか?
→A.コツとしては、まず一人レベルの高いお客様を見つけることです。何とかして。一人見つけたら、その人の周りに大体同じくらいのレベルの人がいますから。
私が宝石のセールスをやっていた時、ある有名なお医者さんの奥様のところにいって、その人ひとりを落としただけで、そのレベルが一気に広がったことがあります。今までは10万円、20万円の単位しか売れなかったのに、急に何百万円単位の商品がバタバタ売れだしてきました。
そういうレベルの層があるんです。私がまだ23、4歳の頃でした。でも、言葉遣いから何からすべて変えましたよ。「左様でございますね」とかね。使ったことのない言葉を一生懸命練習しました。自分がその層に会った話方や態度や服装をして、そういう人間になりきることです。
そして、その人ひとりに満足してもらったら、その人と同じような人が周りにたくさんいますから、紹介されてどんどん広がっていきます。
私は社長業を20何年かやってきましたけど、やはり社長ばかりが集まる会というものがいっぱいあるんです。社長は社長同士で集まるんです。社員が集まっているところに、社長がぽつっと入っていないです。社長は社長同士で集まるわけ。同じレベルじゃないと話が合わないからね。いる所にはそういう人がごっそりいるわけです。いかにそういうところに入っていくかということです。
ポイント レベルの高い層に入っていこうという強い気持ちが必要。本気になってそこに焦点を当てよう。
でも、自分がそういう気持ちになって、そこに焦点を当てていかなければ、そういう人たちの中には入っていけません。
魚を釣るときに、どこに魚がいるかをちゃんと調べて、そしてそこに行かないと魚釣りができないのと同じく、そういう気持ちもなく、何も動かないで座っていたら、そこには行けないでしょ。だから、本気になってそこに焦点を当てて探すことです。求めることです。
“求めよさらば与えられん”といって、本気になって求めることです。
2割、3割アップよりも、3倍にする方が楽ですよ。私の経験では。何でだかわかります?2割、3割アップだと、今の自分の努力だけでやろうとするでしょ。
でも、3倍というのは、努力じゃ無理なんです。今までの考え方からやり方から全部捨てて、新しく生まれ変わったようにやる。でもその方が楽なんです。高いものを買う人の方が決断力があるんです。間違いないです。
決断力あるし、モノを見る目があるし、判断力もあるから、パッパッと商談が早いんです。だから、販売するのはものすごく楽です。判断力があるから彼らは成功したというのもあるんです。
佐藤康行「究極の営業プログラム」より
昨日万里子さんのブログを読んでて、ストンと腑に落ちたことがありました。
そりゃ、そうだ。「満月で見よう、満月で接しよう」っていうのは、「今、満月で見てない、満月で接していない」と同義。「好きになろう、好きになろう」と努力するのは「今、好きじゃない」と言っているのと同じ、と全く一緒ですもんね。
そうじゃなくって、「みんな、満月なんだ」ということですね。そこからスタート。そこからものごとを捉える。
腑落ちしました。
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昨日は家族で予定をパンパンに詰めた一日でした。そこに割り込んで予定外の予定も割り込んできました。忙しくも楽しい一日でした。
夜、一日の終わりに息子と娘と湯船につかってる時に、息子に尋ねてみました。
「こーちゃん、今日はいろいろたくさんあったけど何が一番心に残ってる?まずは何があったか思い出してみようか」
「歯医者行って、あきちゃんわかちゃんの運動会の応援行ったね。そしたらまりなちゃんとはるくんに会えたね。ちほ先生もいたね。その後お寿司食べたね。それから駅前の公園でテニスやってたら、またはるくんに会って少しだけ一緒にテニスしたね。スポーツ教室行って、それから大ばあちゃんのとこ行ったね。また公園行って今度はみんなでテニスしたよね。買い物行ってこーちゃんの好きなレバーを買ってもらったよね。アピタにも行ってスタンプ押してもらったら今日ゴールできてお菓子もらったこともあったね。家に帰ってきたらじーちゃんがいんげん豆を持ってきてくれたね。たくさんいろんなことがあったねー。何が一番うれしかった?」
「んー、大ばあちゃんがうれしかった」
「そうか、大ばあちゃんのことが嬉しかったんだ。どうして?」
「だってぼくとゆーちゃんがはなしかけたら、「あー」って返事してくれたから、うれしかった」
「そっかー、大ばあちゃんはどんな気持ちだったんだろうね?」
「たぶん、うれしかった。だってぼくの顔見て「あー」って言ったもん」
「そうだね、きっと嬉しかっただろうね~。こーちゃんやゆーちゃんのことが分かったんだね。来てくれてありがとう、っていったんだろうね」
「うん!」
そんなような会話をしました。一番仲良かった友達と会えたことや、好きだった子と会えたことよりも大ばあちゃんとの出来事が一番うれしかったという息子にびっくりしました。そしてすごく感動しました。
大ばあちゃんが喜んでくれたことが一番うれしかった、こーちゃん。深いところでしっかりわかってるんだね。
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もうすぐ90歳になる、妻のおばあちゃん。こーちゃんからするとひーおばあちゃん。施設に入ってて、そう何度も会ったことはない。年初やお盆にあいさつで妻の実家の家族とみんなで顔を見せに行く程度でした。
2週間ほど前、そろそろ危ないという連絡も入ってました。
今年の年始は妻の実家がバタバタとしてたからか顔を見せに行っていなかったので、妻には子どもたちを連れて一度顔出しておいでよ、と言ってたんですが子どもたちが体調を崩したり何だりで行けずじまいで、久しぶりに大ばあちゃんのところに妻のお母さんと姉家族と行きました。
久しぶりに顔を見る大ばあちゃんはかなり衰えてました。もう自分では動けない様子。意識もあるんだかどうか分からない感じ。正直、息子が見たらびっくりするんじゃないかな、って思ってしまいました。
(生きてることと、死ぬことの境目ってなんだろう・・)
そんなことを思ったりもしました。
子どもたちが順番に話しかけてる間、僕は部屋を見渡してました。施設の職員さんが書いたメッセージや写真や、飾りがいろんなところに飾られています。部屋にはラジカセで昔の童謡が流れてます。
(音楽ってやっぱりいいんだろうな。音楽療法とかあるもんな)
そんなことを思いながら、1枚の写真に目が留まりました。白黒の花嫁さんと花婿さんの写真です。
「これって大ばあちゃんですか?」
お母さんに聞いてみると
「そうだよ、もう大昔の写真。私もこんな写真があるなんて知らなかった。私、大ばあちゃんに何だか似てる気がして。やだわぁ(笑)」
(きっと整理をしてて出てきたんだ。この1枚を見つけて部屋に飾ってあげるなんて、お母さん、おばあちゃんのこと大切にしてるな…)
「そうなんですね。でもあーちゃんもだんだんお母さんに似てきたと思いますよ」
「それはそれは、かわいそうに(笑)」
終戦後、間もないころの大ばあちゃんが結婚した時の写真でした。若かった時はとてもきれいだったんだなー。この写真を撮った時、きっと幸せだったんだろうなー。今もう、そろそろ人生を閉じようとしてる大ばあちゃん。飾られた写真とベッドに寝た大ばあちゃんを見て、大ばあちゃんの人生に思いを馳せてました。
戦争の影響で結婚して数年後、お母さんがまだ幼いころに大じいちゃんは亡くなりました。それからお母さんが結婚するまで大ばあちゃんとお母さん、母一人子一人の家族だった。裕福な家なので食うに困ることはなかったかもしれないけれど、きっと寂しかったと思います。苦労もあったと思います。それがお母さんがお父さんと出会い、姉と妻が生まれ、家族が増えて、大ばあちゃんはきっと嬉しかったと思います。そして今、こうして4人のひ孫に囲まれています。
大ばあちゃんが頑張ってお母さんを育ててくれたから、こうして妻がいてこーちゃん、ゆーちゃんに出会えてるんだ…。大ばあちゃん、ありがとうございます。。結婚した時の写真と、孫やひ孫たちに囲まれている大ばあちゃんとを交互に見ながら、自然と感謝の気持ちが溢れてきました。大ばあちゃんのおかげなんですね。。
そんなこんなで、こーちゃんの順番がきて、妻がこーちゃんとゆーちゃんの顔を見せながら大ばあちゃんの耳元でゆっくりと大きな声で話しかけます。
「わかる?わたしだよ。おばあちゃんのひ孫だよ。こーちゃんとゆーちゃん。顔見に来たよ。こーちゃんも、ほら!」
「大ばあちゃん、こんにちは。こーちゃんです」
息子は照れながら話しかけてました。僕は離れてたので良く分かりませんが、反応したようでした。みんなが
「ねえ、どうした?すごく調子がいいじゃん!今、わかったね、大ばあちゃん分かったよねえ!
と盛り上がってます。
「おばあちゃん、分かるんだね!うれしいね!みんなが会いに来てくれたよ!よかったね!」
お母さんが耳元で大きな声で話しかけます。やっぱり何か反応したよう。
「ねえ、どうした?すごく調子がよくなっちゃったじゃん、すごいねえ!」
「この前は息止まっちゃったのに、今日はどうした??」
盛り上がる中、僕はもう一度写真を見ると、写真の花婿は妻の実家の仏間に飾られた大じいちゃんの遺影と同じだと気づきました。遺影はこの写真から使われてるんだ。。
今みたいに写真をパシャパシャ何枚も取れない時代、結婚して数年で亡くなった大じいちゃんは、きっと結婚した時のこの写真がきちんとした最後の写真だったのかもしれない。結婚後、写真を何枚も撮ることなく、この世を去っていったのかもしれない。
白黒写真の中の花婿が、孫やひ孫たちに囲まれてる大ばあちゃんに向かって
「よかったね…」
「おつかれさまだね…」
そうやって語りかけてるような気がしました。
大じいちゃん、よかったですね・・。ありがとうございます・・。
遺影と同じ、白黒写真の花婿と、孫やひ孫たちに囲まれた大ばあちゃんに心の中で精一杯感謝しました。