ただそれだけで平穏

こんばんは。シラです。
今日も真我に焦点を合わせて毎日を過ごすためにブログを書きます。
お読みくださりありがとうございます。


今日も子供たちをプールに連れて行きました。
息子が保育園からずっと一緒だったRくんが偶然お父さんと来ていてプールでバッタリ出会い、息子はずっとスイミングに通うRくんにバタ足の練習に付き合ってもらったり一緒に流されて遊んだり鬼ごっこして遊んだりとても楽しそうでした。


娘は娘でずっと流れるプールで流されながら潜ったり僕の膝や肩から飛び込んだり、ずっと「きゃ〜!」と言いながら大喜びでした。


2時間近くしっかり遊んでお腹も空いてきたので帰ることにしました。着替えてゲートを出て息子が喉が渇いたというので自販機の前で何を飲みたいか聞いてる時にロッカーにiPhoneを忘れてきたのに気づきました。
急いで受付で事情を説明してゲート横から再入場させてもらってロッカールームへ戻り、67番のロッカーを開けるともうそこにはiPhoneはありませんでした。


勘違いで着替えたところに忘れたかもと探しに行ってみてもない。
もう一度ロッカーへ戻ってみてもない。
数分の出来事でした。


もしかして忘れ物で届けてくれてるかもしれないと思い、受付へ戻り聞いてみてもない。受付で紛失届を書きました。


そこへ娘を連れて妻が更衣室から出てきたので事情を説明して妻のiPhoneから「探す」アプリを使って僕のiPhoneを探してみると、プールから車で数分の所の地図上を指しました。急いで紛失モードにしてiPhoneを使えないようにして、僕のiPhone上に妻の電話番号と「iPhoneをなくしてしまい本当に困っています。ご連絡ください。謝礼も差し上げたいと思います」とメッセージを表示させました。


そして地図上の表示されているガソリンスタンドまで行きました。
申し訳ないけどガソリンスタンドに停まっているクルマ全部の写真を撮ってスタンドの店員さんに説明していると、地図上の表示がスタンドではなくてその裏にある作業場を示しました。


車を置かせてもらって徒歩で作業場まで行き、やはり5、6台停まっている車の写真を撮って、そのまま突撃しようか考えました。
ここは一個人で動くべきではないと判断して警察へ行くことにしました。


一番近くの交番を検索して行き駐在のお巡りさんに事情を説明しました。お巡りさんに妻のiPhoneを見せると今度はさっきの場所からまた少し動いて民家のような所を表示していました。


お願いして同行してもらう途中、iPhoneが反応しなくなりました。
念のためその場所へ行ってみると車も止まってなくすべてのシャッターが閉じている空き家のような家でした。
どうしたものか…とお巡りさんと思案していると、再びiPhoneが反応を示しまたさらにそこから数百メートル離れたところを示しました。


お巡りさんと行ってみると1台の車が停まっているので、お巡りさんが職質?をしてくれました。が、「知らない」と言われましたと。
お巡りさん曰く「意外と誤差があって違うところを示したりもするんですよね〜。きっとこの辺り、半径数百メートルのところだとは思うんですけど…」と。

「どうします?」

うーん、まだ諦めるわけには…だけど無理かな…


あきらめかけた時、そこから再び数ブロック行った先をiPhoneを探すの地図上で示したのでお巡りさんと行ってみるとそこは草の生い茂った畑のようなところ。
その場所の近くの家に行きお巡りさんが畑の所有者かどうかを聞いてみると、畑をやっているのは誰か知らないが土地はウチの本家の土地だと教えてくれて、なんか言われたらワシが言っとくで探していいよと了解をもらえて探しに行きました。


地図上まさにビンゴのところに行き、サウンド再生をしても音は鳴らず草をかき分けたり発泡スチロールの箱をひっくり返してみたりと探してみましたが見つかりませんでした。


もしかしたら僕がiPhoneにロックをかけて使えないことに気づき、またお巡りさんと捜索していることに気付いてこの広大な草ぼうぼうの畑のどこかに投げ捨てられてしまったかも…。


お巡りさんに相談し、iPhoneさえ戻ってくればもし仮にその人が盗もうとしたと思っていたとしても罰して欲しいとかはないんですがどうするのが一番いいでしょう?


紛失届でも盗難届でもあまり違いはないということを教えてもらいました。


僕のiPhoneには仕事柄数百人のお客さんの名前と電話番号が入っている。
遠隔操作でデータ消去して顧客情報漏洩は防げるけれども、会社及び各保険会社へ届け出をしなければいけない。届け出る時に「紛失」と「盗難」では心象が違うと僕とお巡りさんの意見が一致して盗難届を出すことにしました。


iPhoneのシリアルナンバーは家に帰らないとわからないのと、お昼ご飯も食べず2時過ぎまで妻と子供たちを付き合わせてしまっているので一度帰宅して、改めて交番へ出向くことにしました。


ああ、またコンプラ事案。支社長、会社に迷惑をかける。


明日の大阪行きはキャンセルだ。


明後日の予定も難しいかもしれない。


新しくiPhone買わなきゃ。いらん出費がまたかさむ。


もう、この先のことが頭の中でグルグル回って気持ち悪くなりそうでした。支社長へ報告するのを想像して吐きそうでした。


これお試しなのかな… はぁ…
悪いことこそすぐに相談する。


自宅へ帰ってお茶を飲んで心を落ち着かせて、それから妻のiPhoneを貸してもらって腹を括って支社長へ電話をしようとしたその時。


妻のiPhoneに登録されてない番号から着信が入り僕の手でブルブル振動しました。


まさか!


電話に出るとプールからの吉報でした!


iPhoneが出てきました(T ^ T)
ロッカーの上に置いてあるのを巡回してたスタッフが発見したそうです。


よかった。ほんとよかった(T ^ T)


試しに反応のなくなっていたiPhoneを探すを起動してみると、地図上でプールを指している。拡大してみるとフロント受付あたりのところでピコピコ反応してる。精度すごいじゃんかって話ですが、出てきたならばもうこれまでのことはどうでもいいです。


プールへ行き無事にiPhoneを受け取り、交番へ行きお巡りさんに無事戻ってきたことを報告してお礼を言いました。


「もしかしたら、私とシラさんとで近辺を捜索しているのを知って、そっとiPhoneを戻しに行ったかもしれませんね」と推理を言われました。


僕にとっては大事件で金額以上に多大な被害とが発生する恐れと多大な迷惑をかける恐れがあった事件ですが、モノ的にはせいぜい10万円程度のものがなくなっただけのことに一瞬たりとも嫌な顔せず一生懸命捜索してくれたお巡りさんは「無事に戻って何よりです」と清々しい表情で言ってくれました。


とてもいいお巡りさん。


税金払っててよかったなと思いました。


そして発見されてプールから電話のかかってきたタイミング。


もしあの時、吉報の電話が少しでも遅かったらあのまま手に持った妻のiPhoneで電話をかけて支社長へ報告をしてました。
そしたら支社長から本社コンプラ部署へ、コンプラから関係各所へウワーッと連絡が行きコトが広がっていく。その寸前での発見の電話。


奇跡だと思いました。


試されてたんでしょうね。そうとしか思えません。


腹括ってトラブル・困ったことをすぐに報告ちゃんとできるな?よし。みたいな。


プールでたくさん遊んで疲れてお腹も空いてるのに文句も言わず一緒に振り回されてくれた子どもたちと、テキパキ協力してくれた妻にもお礼しなきゃ。交番の向かいのローソンでハーゲンダッツのアイス買って帰りました。


即位礼正殿の儀をリアルタイムで見たかったの見れなくて、そんな事件に振り回されて終わってしまった今日ですが、会社や関係各所への余計な仕事もなく、新しくiPhoneを買い換える出費も手間もなく、大阪行きのキャンセルもなく、家で落ち着いてご飯を食べてハーゲンダッツを食べる。


ただそれだけでこの上ない平穏を感じました。


やれやれ。