おはようございます。シラです。今朝僕が起きた後、娘も寝ぼけてヨチヨチ歩いてついてきて壁に激突してました。かわいいです。今日も真我の追求と仕事の実践に焦点を合わせて毎日を過ごすためにブログを書きます。お読みくださりありがとうございます。
STEP14【育】 部下の売り上げを伸ばす
いずれあなたは一人のセールスマンという立場から、部下を持つマネージャーの立場になっていくことでしょう。あるいは、すでに営業部のリーダーとして活躍しているかもしれません。
このステップでは、営業部のリーダーがやるべきことと、部下のやる気にさせる方法について学んで生きましょう。
1.やる気のない部下を2時間でやる気にさせる方法
2.営業部のリーダーの仕事
1.やる気のない部下を2時間でやる気にさせる方法
私は「どんなやる気のない人でも、2時間以内にやる気を起こさせてみせる」といつも豪語していました。
人間ですから、時にはやる気を失ってしまったり、自信をなくして弱音の一つも吐きたくなることもあります。特に営業という仕事には、いろんなことが付いて回るものです。
それだけに、営業部のマネージャーにとっては、部下にやる気を起こさせるということは、特に大事な仕事なのです。
ポイント 先ずは1時間徹底的に愚痴や不満を聞いてあげる。その後の1時間で夢の持てる話をしてあげる
部下にやる気を起こさせるためにはまずあなたがやるべきことは、彼らの愚痴や不満を抑え込んでしまうことではなく、むしろ、1時間程度、徹底的に彼らの不満を言わせるようにすることなのです。
私はこれを“ゴミ出し”と言っています。「なかなか上手くいかないんだ…」、「女房とケンカして苦しかったんだ…」、「こんな辛いことがあったんだ…」、「もうやる気がなくなった…」等など、どんなことでもいいですから、徹底して彼らの本音を吐き出させてあげるのです。
そして、「そうだなあ…、そういうこともあるよね」、「俺にもそういうことがあったよ…」というように親身になって聞いてあげることです。もしそこで反論したくなっても、決して反論をしてはいけません。とにかく徹底的に聞くことに専念します。
私の経験では、1時間も話をしたらもう言うことはなくなります。そこで「もう言うことはないかい?」と聞いてあげれば、ほとんどの場合「もう言いたいことは言いました」と言います。そうしたら今度は、そこからもう1時間、夢の持てる話をしてあげるのです。
「一緒に頑張ろうぜ!」、「そういう苦しい時を乗り越えた時に、人間的にも大きく成長できるんだよ。またそのつらいことが今一番必要なときなんだよ」、「この時期を乗り越えたら、素晴らしい世界が待っているんだよ」と本当にやる気の出る話をしてあげるのです。
話を1時間聞いてあげて、1時間夢を話してあげる。合わせてちょうど2時間です。人は何か言いたいことがあるうちは、人の話を聞けないものです。ところが、言いたかったことを一回聞いてもうと、今度は相手の話を聞く余裕が出てくるのです。
ですから、愚痴や不満を言っている部下がいたら、まずは喫茶店のような二人で話をできる場所に連れて行って、マンツーマンでそのことを聞いてあげることです。
さらには、ただ聞くだけで終わらないで、彼らがやる気になる話を用意しておいて、それを話してあげることです。そのようにしてやる気になってくれたら、その状態のまま仕事に向かわせます。これができれば、それだけで彼らの成績は上昇気流に乗って行くことでしょう。
愚痴や不満を聞くときの心構えとして大切なことは、その言葉をそのまままともに受けるのではなく、その心の奥を見てあげることです。愚痴や不満を言う心の奥には、実は「私にもっとやる気を起こさせてください!」という心理があるのです。
「本当はやる気はあるのだけれど、このような原因ああるから、思うようにやる気が出ないんです」ということを言っているだけなのです。ですから、奥に隠れている本当の気持ちを受け止め、話をしてあげることなのです。そうすれば、彼らは本当に見違えるほどやる気を出すことでしょう。
佐藤康行「究極の営業ログラム」より
これ、この前僕自身が経験をしたところです。前半1時間の“ゴミ出し”だけですけど。ここに書いてある通りだって実感しました。妻の“ゴミ出し”は1時間半と、1時間オーバーだったのですが、佐藤先生がここで言われてる「1時間も話したらもう言うことはなくなります」が頭にあったので
(もう1時間過ぎてるけど、まだ出るじゃん…)
(そんなに溜まってたんだ…)
と、驚くとともに反省をし、
(いつまで“ゴミ出し”続くんだろう…)
と、こちらの体力が持続するか不安になってきました。結局1時間半を過ぎたころに、「もう寝る(怒)」と電話を切られて終了しました。後半1時間の夢の持てる話は全く出せなかったのですが、それでも翌朝から妻はとてもすっきりした様子だったので“ゴミ出し”だけでもかなり効果が高いと思われます。
・・・・・
先日久しぶりに顔を見た大ばあちゃんが昨夜亡くなりました。会いに行きましたが、安らかな顔をしていました。息子はまだ、人が死ぬということをよく理解しておらず、行く道中も頓珍漢なことを言ってましたが、いざ遺体と面会するときには怖がっている感じでした。「大丈夫だよ、ほら」と手をつないで一緒にお顔を拝みました。
帰り道、妻は「おばあちゃんはとっても厳しい人だったから好きじゃなかったけど、こうしていざ亡くなると何か考えちゃう…」と言ってました。お母さんも仕事をしていたので妻は子どもの頃おばあちゃんに育てらたらしく、躾とかとても厳しく、あれをやっちゃダメとかこれをやっちゃダメとか兎に角厳しかったようです。
「おばあちゃん、どうしてそんなに厳しかったのかね?」
「この前久しぶりにだけど元気なうちに会えて良かったよね」
「当たり前のように、いつか会いに行こう…って思っちゃいがちだけど、そのいつかが来ないって時がこうして来るんだよね。会いたいって思ったら、いつか…なんて言ってちゃダメだね」
そんなことを話しました。
妻はバタバタしてて、娘は寝てしまったので息子と二人でベットへ行きました。目をつむりながら息子に話かけました。
「さっき大ばあちゃんを見てどう思った?」
「もう大ばあちゃんは美味しいものを食べたり、遊んだり、おしゃべりしたり、本を読んだり、勉強したりってできないんだよ。人が死ぬってね、こういうことなんだ」
「パパやこーちゃんは当たり前のように、ご飯食べたり、お話したり、遊んだりってしてるけど、生きてるからできるんだね。生きてるってことは嬉しいことだね。」
「パパもこーちゃんもママも、いつかはわからないけど、いつかはみんな死ぬんだよ。生きてるから。だからこうやって生きてるときに、やりたいってことをやらなきゃだめだね」
「生きてるってスゴイことだね、ありがたいね」
息子は黙って目を閉じて僕の話を聞いてました。テレビや本の世界ではなくリアルな人の死を初めて経験した息子には衝撃が大きかったようですが、大ばあちゃんが与えてくれた良い学びの機会だと捉えて息子に“死”について話をしました。どう感じたかは分かりませんが、息子は何もしゃべらず目も開けず眠りにつきました。