ギブ=テイク??

おはようございます。シラです。時間を作って「たまには子どもたちのお迎え行こうか?」と言ったら「今日は帰りに〇〇ちゃんのおうちへ寄る約束をしちゃったからいいよ」とあっさり断られてしまいました(>_<)

今日も真我の追求と仕事の実践に焦点を合わせて毎日を過ごすためにブログを書きます。お読みくださりありがとうございます。

5.ごまかしのない仕事をすることが一流になる早道

一流の人間になる最も大切なお話をします。私がまだ営業をやる前、レストランで働いていた時のことです。その会社から、ある市場に野菜を扱う研修に行きました。そこには、その市場の大株主で、80歳くらいの“親父さん”と言われる方がいました。

その方は大変発言力のある方で、お金も山ほど持っていました。私は、その“親父さん”の面倒を見ることになりました。

その方はたとえ釘一本でも無駄にしない、縄一本でも無駄にしない、段ボール一枚でも無駄にしない、大変お金に細かい方でした。

遠くの方の釘を見つけると、「あれを拾ってきなさい。これを一本一本溜めていくと、売ればお金になるんだ。しかし、あそこに転がったままにしていたら、タイヤがパンクをして大きな損失になることもあるんだ」それほど細かいところに目が行き届く方でした。

私が仕事をしているところもじっと見ていて、ちょっとした間違いでもすぐに指摘してきました。私は汗びっしょりになりながら仕事をしました。

その“親父さん”は毎日8時に出社します。道端で摘んだ花を持って歩いてきます。遠くから見かけると、従業員がサッと整列し、その真ん中をその“親父さん”が通ると、「おはようございます!」と全員でお辞儀をしました。私の仕事は、その“親父さん”の身の回りの世話をすることでした。“親父さん”が階段を上っていく時は、私が後ろから“親父さん”のお尻を持ちあげ、一緒に階段を上っていきました。デスクについたら、靴下をはきかえさせたり、お花の水を取り替えたり、テーブルをきれいに拭いたりしました。

そして、仕事が終わり夕方になると、“親父さん”が帰る前に自転車に乗って“親父さん”の家に行き、五右衛門風呂を掃除しました。きちっと掃除をしてお湯を沸かして、仕事が全部終わったころ、奥さんがお茶とお菓子を出してくれました。

そして、私は隅々までピカピカにきれいに磨いて帰っていきます。

そんな仕事を1年間やりました。ある時、そのお金に細かい“親父さん”が、私が靴下を履かせていると、突然こんなことを言ってきました。

「佐藤君、大学に行ってみないか?」その時、私は定時制の高校に通っていました。「はい。行きたいです」「そうか。わかった。行きなさい。お金は全部出してあげるから」その方は、人にお金を出すような方ではなかったのですが、私に大学に行く費用を全部出してくれると言ってくれたのです。「私は佐藤君の仕事ぶりをずっと見ていたんだ。

あんたは本当にごまかしのない男だということが分かった。あんたが信用できるから、私はあんたに協力したいと思うようになった」と言っていただきました。

私は、もちろんお金を出してはいただかなかったのですが、その“親父さん”の言葉が大変な自信につながりました。そして、その時、「ああ、世の中にはちゃんと見ていてくれる人がいるんだ。

『天が見ている』という言葉があるけど、まさに天だけじゃなくて、人が見てくれているんだ。私が今までコツコツとやってきたことが間違いなかったんだ。一流の人はちゃんと見ているんだ」ということが分かったのです。

ポイント ごまかしをせず、やるべきことをコツコツと積み重ねていくことが、結局は一流になる早道

私はそれ以来、ごまかしをせずに、人が見ていようが見ていまいが、やるべきことを毎日コツコツ積み重ねていくことの大切さをはっきり認識したのです。

そして、そのことが人生にとって最も大切だということが、後になって分かっていきました。私は今では、何事もごまかすことなくやるということが、一流になる最も大切なことだと捉えています。

佐藤康行「究極の営業プログラム」より

先日YSリッキーさんと話をしていて

「STEP18は『一流のセールスマンになる』ではなくて、『一流の人間になる』なんですよね」

と言っていました。

セールスマン、ビジネスマンとして優れているかどうかではなく人間として高めていくことを、この究極の営業プログラムではやっているんですね。

今日のリライトではそれを強く感じました。

昨日ある人と打合せを終えて雑談をしているときでした。

「実は私、今はこういう仕事をしていますが、60歳までに3つやりたいことがあるんですよね。突拍子もないことなので誰にも話したことないんですが…」

と『夢』を話してくれました。

本当に突拍子もなく、例えるならば「ロケットを作って打ち上げたい」というくらい。

彼は独身で子どももいませんが、将来を担うたくさんの子ども達の夢を育てる種まきをしたいという愛のように感じました。

「それ自分の中で温めてないでドンドン人に話した方がいいと思いますよ」

「え?こいつアホかって思われません?」

「中にはそう言う人もいるかもしれないけど、いいじゃないですか、アホかって思われたって。僕は素晴らしいと思いましたよ。

自分の中だけで留めておくより、人に話すことで自分では思いつかないアイデアをもらったり、人を紹介してくれたり、協力してくれる人が出てくると思いません?」

「そっかー、そうですね。アホかって思われることを私は恐れてました。ありがとうございます(^^)」

「あっ!!私、まずあの人に話してみようって人が浮かんできました!!ワクワクしてきました」

彼は自分のお客さんの中の1人で、最先端のモノづくりをしているベンチャー企業の社長を思い浮かべたそうです。

彼はメルマガを発行しているので、メルマガに書いてもいいかもしれないね。でも、せっかくなら別で何か伝えれる方法があるともっといいかも、なんて話になり

新しくブログを作って、あなたの会社のホームページのこのへんに載せたらどう?と言ったら

「あーーー、それいい!それいただきます!よし、やろう!」

彼がドンドンやる気が湧いてくるのが伝わってきました。

ドンドンやる気が湧いてくる彼に僕自身が影響されてやる気が湧いてきました。

彼はそんなデッカイことを考えてるのに、自分はちっちゃなことで躊躇しちゃっていたな…。よし、僕も。

目の前の人をワクワクさせて、それが反射して僕自身がワクワクしてきました。ギブ=テイク??