相手の欲求を保険のプランに翻訳する

こんばんは。シラです。真我の追求と仕事の実践に焦点を合わせて毎日を過ごし、今日を振り返るためにブログを書きます。お読みくださりありがとうございます。

私も若い時、それをやったことがあるんです。化粧品の会社だったんですけど、その会社で「着物の着付けを教えます」っていうダイレクトメールをお客様に出したんです。結局は化粧品を売りつけるつもりだったんです、その会社で。

私はまだ19歳くらいの時だったから、「ま、そんなもんかなあ…」と思っていたんですけでお。ところが当日一人もお客様が来なかったんです。

会場に一人も来ないんですよ。見事に。ガラーンとしていました。まあ見事でした。所長が泡食って表に出て、渋谷で「その辺の女の子連れて来い!」というわけですよ。まあ引っ掛けて来いということですよ。私は新人だったからプラカードを持つ役目でした。

ところが先輩はいっぱい声をかけているんだけど、誰も連れていけないんですね。で、見ている間になんか燃えてきたんですよ、心が。それで、先輩に「プラカード持っていおてくれないですか。私がやってみます」って言って、声をかけ始めたんです。

でも、やっぱり簡単じゃないんですね。みんな警戒しますしね。ただ私は、そこに入ったら無心になっちゃうタイプなんです。それで、無心にやっているうちに、段々段々言葉が絞れてきたんです。何を言ったらお客さんがニコッとするかとか、グッと興味を持つかということが、自動的に絞れてきたんです。

それは、「着物の着付けがタダで習えます」、「帰りに粗品が出ます」、「場所はすぐそこです」、「いやだったらすぐ帰って結構です」、「覗いて直ぐ帰っても結構です」という言葉でした。

これくらいは歩いている間に言えるわけです。これをニコッとして言うんです。そしたら、歩いている女の人たちが興味を持ちだしたわけ。そして、ゾロゾロゾロゾロ会場に入り始めました。そして、結局、私一人で会場を満員にしてしまいました。

その中から化粧品を買った人もいますけど、「なんだ、化粧品を売るためか!」って怒って出ていった人もいたけど…。でもとにかく会場をいっぱいにしたことは間違いないんです。で、所長にえらい褒められましたよ。「ありがとう。佐藤君のおかげだ」って。

ポイント 歩いている人の心を惹く言葉を見つける

要するに歩いている人に声をかけるときには、その瞬間に相手の心をどう引くかということが大事なんです。

ですから、自分の言葉の力で、男性でも女性でもグッと引き付けるものを、それも歩いている間に、瞬間に相手の心がグッと動くような言葉を考えたらいいんです。もちろん嘘があってはいけないですよ。

本当のことちゃんと言わないといけない。でも絶対何かセールスポイントはあるはずだから。

それも一言で言えるセールスポイントがあるはずだから、それを幾つか見つけたらいいんです。そうしたら、歩いている人にも、ある程度はグッと引き付ける可能性が出てきます。

佐藤康行「究極の営業プログラムより

今日は一日『真我の覚醒』というアイジーエーからもらったCDをずっとiphoneで聴きました。

「そういうことだったのか!」と思うことがいっぱいありました。

たしか一年半前頃に真我開発講座を初めて受講したころに何度か聴いた以来、久しぶりに聴いたのですが、その頃は全くアンテナがキャッチしませんでした。それをキャッチするようになったということは、自分が変化したんでしょう、きっと。

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今日は3年ご無沙汰していたお客さんと会いました。前の会社で辞めた担当者から引き継いだお客さんの息子さんなんですが、こちらはまだそんなに親しくなれていないと思っていたのですが、ちがいました。

保険の話だけでなく、友だちのようにたくさん話をしました。

ありがたいことです。

会う前にやった、その人の美点発見1分間×10セットが効いたかもしれません。

面談しているときは美点発見と欲求発見を意識してやりました。

欲求発見して、確認して、メモして、それらを保険の形にしていき、「こんなのが出来上がりました」とお見せしました。その方は実は保険会社に勤める奥さんの友人からすでに提案を受けていたのですが、奥さんにこのプランを提案してほしい、となりました。

相手の欲求を保険のかたちに翻訳する作業のようでした。

なるほど、お客さん自らが思って話していることを“我”を入れず、そのままかたちにしたので、これがいいってなるよなーと思いました。とても力の要らない面談でした。